2023年5月の大洗-苫小牧航路(1)ハシジロアビ夏羽

2023年5月の大洗-苫小牧航路(1)ハシジロアビ夏羽

5/17~19 大洗苫小牧航路のとんぼ返りに行ってきました。

昨年は黒いミズナギドリがうねるように見えた「神回」でしたが、今年はどうなっているのだろうかとたいへん気になり、様子を見てきました。
結果としては27種類を確認、シロハラトウゾクカモメとオオトウゾクカモメとシロエリオオハムがかつてないほど多く見られ、コシジロアジサシやハシジロアビといった珍し系も出てくれたので大満足の旅となりました。

<観察種>
キジバト,シロエリオオハム,ハシジロアビ,コアホウドリ,クロアシアホウドリ,アホウドリ,フルマカモメ,オオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハシボソミズナギドリ,アカアシミズナギドリ,ヒメウ,ウミウ,ダイサギ,アカエリヒレアシシギ,ハイイロヒレアシシギ,ミツユビカモメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,コシジロアジサシ,アジサシ,オオトウゾクカモメ,クロトウゾクカモメ,シロハラトウゾクカモメ,ウミスズメ,ウトウ,小鳥SP

▼4時半ごろには夜明けなので、4時50分から観察開始。
昨晩は関東沖がわりとうねっていたようで、メンバーのうち半分くらいは起きることができませんでした。アカエリヒレアシシギ。(Red-necked Phalarope)

▼金華山沖より南の海域では、ハシボソミズナギドリが多く見られました。(Short-tailed Shearwater)

▼今回はアホウドリが往復で4羽出ましたが、一番きれいに撮れた個体です。(Short-tailed Albatross)

▼昨年も多く見られたオオトウゾクカモメがさっそく登場しました。(South Polar Skua)

▼船体からバタバタと慌てて逃げるのはシロエリオオハム。(Pacific Loon)

▼99%逃げ出すアングルしか撮れません。往路は75羽、復路は151羽をカウントしました。

▼金華山沖。黒く丸い頭が浮いているのが見え、鵜の後頭部か?と思いつつ撮影したところ、振り返る顔に白い象牙色の嘴が見えたので驚きました。ハシジロアビの夏羽です。(Yellow-billed Loon)

▼「ハシジロアビぃぃー!」と叫んだものの、遠くに離れていく途中で、後追いが厳しかったです。夏羽は初めて見ましたが、黒い頭部に白いネックレスが素敵ですね。