2022年5月大洗-苫小牧航路(2)シロハラトウゾクカモメ、ハイイロミズナギドリ等

2022年5月大洗-苫小牧航路(2)シロハラトウゾクカモメ、ハイイロミズナギドリ等

5/18-20 大洗苫小牧航路に行ってきました。

▼8時頃、金華山沖を通過すると、オオミズナギドリより黒いミズナギドリのほうが多いというかつてない状況が続きます。
たまにピンクの嘴のアカアシミズナギドリが混じっていて見つけると嬉しくなります。

▼ハイイロミズナギドリ(左)と、アカアシミズナギドリ(右)。名前の通り、足が赤い=ピンクというのがわかりますね。

▼つるんとした幼羽でずんぐり体型なのはハシボソミズナギドリです。(Short-tailed Shearwater)
成鳥は4月のうちに北上してしまい、幼鳥がそのあとをたどたどしく追いかけている状況のようです。

▼ハイイロミズナギドリは、元来本州では5月の個体数が多く、今が本州付近における渡りのピークのようです。(Sooty Shearwater)

▼船体の脇から飛ぶ黒いミズナギドリをとにかく撮影して、あとから確認したところ、ほとんどがハイイロミズナギドリでした。

▼ハイイロミズナギドリは体が大きく、飛び出すのが遅いため撮影しやすかったという面もあるかもしれません。

▼よく見ていると、口から何かが出ているところが写っていました。おそらく船の接近に驚いて飛び立とうとし、吐き戻してしまったのではないかと思います。

▼凪で水鏡のようになった海面をクロアシアホウドリが横切っていきました。足環が読めたので問い合わせると、11歳とのこと。(Black-footed Albatross)

▼そこにきれいな成鳥のアホウドリが流れてきました。アホウドリは往復で10羽ほど見ることができました。(Short-tailed Albatross)

▼青森沖に近づくとスタイリッシュなシロハラトウゾクカモメが数を増やし、点々と見られました。繁殖地の北極圏に向かって移動中です。(Long-tailed Jaeger)