2022年5月大洗-苫小牧航路(7・了)オオトウゾクカモメ

2022年5月大洗-苫小牧航路(7・了)オオトウゾクカモメ

5/18-20 大洗苫小牧航路に行ってきました。苫小牧から大洗、復路の最後です。

▼復路の12時を過ぎ、山場の金華山が近づいてきました。ふたたびオオトウゾクカモメがちらほら見えるようになりました。(South Polar Skua)
オオトウゾクカモメは、遠目にも白い斑が大きく見え、蝶々のような華やかさがあります。

▼遠い個体だったので呆然と見ていると、オオトウゾクカモメが突然水面にふらりと降り、海面で餌をとっていたハシボソミズナギドリに襲いかかったのには驚きました。

▼関東に近づいてくると幼羽でフレッシュなハシボソミズナギドリを見る機会が増えてきました。(Short-tailed Shearwater)

▼ハシボソミズナギドリは喉や下面がなんとなく薄い色をしています。こちらの個体は喉を大きく膨らませてお腹いっぱいのようです。

▼復路では174羽を数えたコアホウドリ。(Laysan Albatross)

▼13時の金華山沖手前から、いったい何万羽いるのだろうかという果てしない黒ナギの群れ。

▼近くのハイイロミズナギドリを撮影していると、何かバイオフィルム的ものを食べているのが写っていました。(Sooty Shearwater)

▼最後のハイライトは、往路も出会いが嬉しかったオオトウゾクカモメ。首の後ろが少し黄色いような淡い色をしていて、洋書の海鳥図鑑によるとこの部分は「ライオンのたてがみ」と称されているそうです。(South Polar Skua)

▼いつもの大洗苫小牧航路より鳥やオットセイやイルカなどが圧倒的に多かったので長々と写真を掲載しました。お付き合い頂きありがとうございました。
大洗苫小牧航路は茨城県央部から出発できる貴重な航路ですが、当たり外れが多く最近は個体数減少の一途とも。
しかし、懲りずに乗っているとこういう大当たりもあるんだなと実感した乗船でした。