小笠原の海鳥ツアー(11)~クロアジサシ、アカアシカツオドリ白色型

小笠原の海鳥ツアー(11)~クロアジサシ、アカアシカツオドリ白色型

6/4-6/9 小笠原で海鳥を見るツアーに参加しました。

▼母島の島内散策を終えて、14時発のははじま丸で父島に帰ります。
復路は、今回の航路のなかでも何度か飛んでいたものの撮影できていなかったクロアジサシが近寄ってきてくれました。(Brown Noddy)

▼過去1度出会った時はとても遠かったので、ばっちり撮れたのは初めてです。

▼台風の後などに関東本州への飛来もごくまれにあるようなのですが、基本的には小笠原や南西諸島に行かないと見られない鳥です。

▼嘴の基部から頭部の白い部分がヘルメットのよう。顔つきも彫りが深く他のアジサシ類とは違った印象でした。

▼さて、荷物にまでかかってくる波風と船の揺れが耐えがたく、船の中央の揺れが少ない場所で立ってジッと我慢している時間もありましたが、父島が近づいてくると恒例のカツオドリタイムに突入しました。
2階に上がってカツオドリを観察していると、遠くから真っ白なアカアシカツオドリがぐんぐん近づいてきます。(Red-footed Booby)

▼白く輝く天使のような存在感。今まで見たアカアシカツオドリとはずいぶん印象が違うなと思いましたが、理由は2つありました。
以前、アカアシカツオドリには4つの色のバリエーションがあると教わったと書きましたが、こちらは「白色型」と呼ばれる初めて見るタイプ。
ははじま丸往路で見た「黒尾白色型」、過去に見た「褐色型」とも違うタイプです。

▼また、成鳥なので白い部分が明瞭です。白色型でさらに成鳥だったため、真っ白で特別な印象を持ったということがわかりました。

▼悪天候により急遽予定変更しての母島往復でしたが、アカアシカツオドリ2タイプ、クロアジサシ、ヨーロッパトウネン夏羽など得るものが多く有り難かったです。