小笠原の海鳥ツアー(6)~チャーター船よりクロウミツバメ等

小笠原の海鳥ツアー(6)~チャーター船よりクロウミツバメ等

6/4-6/9 小笠原で海鳥を見るツアーに参加しました。

父島到着の翌日は、さっそく今回のツアーのメインディッシュ、チャーター船による至近距離での海鳥観察です。

▼午前中から港を出発。1時間ほど父島の景色や遠くを飛ぶカツオドリなどを見ながら進んでいくと、いきなり遠目にオガサワラミズナギドリが。(Bannerman’s Shearwater)
1回の航海で2回くらいしか見られなかったので、貴重な瞬間でした。

▼外洋まで出るとオナガミズナギドリが海のゆらぎを反射するほどのスレスレの低さでこんなに近くを飛んでいきます。(Wedge-tailed Shearwater)

▼ガイドさんがココだという場所を定めて停泊すると、目的のクロウミツバメが徐々に集まってきました。
しかし、実は低気圧が近いため、停泊中の船は相当なうねりを受けてグネングネンと容赦なく揺れています。

▼慣れない船の揺れは最強の酔い止めをもってしても克服しがたく、少し立っては座りの繰り返し。
ですが、ライファーのクロウミツバメが船体近くを飛び回るのでかじりついて必死の撮影です。(Matsudaira’s Storm-Petrel)

▼こちらはそっくりで見間違いやすいアナドリです。上のクロウミツバメと違って初列に白い線(フラッシュ)がありません。(Bulwer’s Petrel)

▼首がちょっと長い印象のアナドリ。アナドリは八丈島航路や南島の雛などを見たことがありましたが、飛んでいるのをこれだけ近くで見るのは初めてでした。

▼クロウミツバメ。初列風切の基部の羽軸が白く、黒い扇子が広がったような艶のある翼に見え、それがアナドリとの一番の違いになります。