2023年5月の大洗-苫小牧航路(3)初見のコシジロアジサシ

2023年5月の大洗-苫小牧航路(3)初見のコシジロアジサシ

5/18 大洗苫小牧航路の往路の様子です。

▼鮫角を通過して青森沖を北上。オオトウゾクカモメが出てきました。昨年も多いなと思ったのですが、今年も順調に見られそうです。(South Polar Skua)

▼往路は北海道に近づくまでコアホウドリがなかなか出ませんでした。よくやく出たこのコアホウドリは上の嘴を欠損しているようです。(Laysan Albatross)

▼黒っぽい体に浮き上がるように白い斑点が目立つオオトウゾクカモメ。この鳥だけは相当遠くてもわかります。

▼シロハラトウゾクカモメが一視野に2羽もいる!とこの時点では喜んでいましたが、その後、さらにすごいことに…。(Long-tailed Jaeger)

▼盛り上がり始めた頃、逆光のなかをこの鳥が飛んでいきました。
光線状態の関係で真っ黒に見えましたが、船の前を横切りどんどん離れていく姿を見ていると腰が抜けるように白く見えます。そしてアジサシ類です。

▼写真を見るとアジサシと異なり眉斑があるのがわかったので「まさかのコシジロアジサシ!?」と大興奮。
その後、次列風切後縁の黒線を確認できればコシジロアジサシで良いことを教えて頂き、間違いないことがわかりました。

▼こちらの写真のほうが次列の黒線が見えますね。
コシジロアジサシは英名アリューシャン・ターンというだけあって、北海道の北~アリューシャン~アラスカのあたりに生息し、日本では神出鬼没で会いたいと思って会える鳥ではありません。思わぬ初見でラッキーでした。