2022年10月大洗-苫小牧-八戸航路(4)ハジロ、フルマ、そして幻の…!?

2022年10月大洗-苫小牧-八戸航路(4)ハジロ、フルマ、そして幻の…!?

10/21-23 大洗-苫小牧-八戸航路に行ってきました。
10/22 八戸苫小牧航路、正午が近づき、いよいよクライマックスの津軽海峡へ。
津軽海峡は、日本海からの津軽暖流、北からの親潮、南からの黒潮がぶつかり合う稀有な漁場で、ここだけ別格に鳥の種類も数も多いのです。

▼ハジロミズナギドリが近くを飛んでくれる機会が多くなりました。(Providence Petrel)

▼羽根がきれいな個体。ハジロミズナギドリが増えてくると、他の特別な鳥が出る気がしてわくわくしてきます。

▼それから10分ほど経った12時24分、水平線から少し下がったあたり、約400m先にミナミオナガミズナギドリらしき鳥が飛んでいるのを見つけました。
目を離せずにいたところ周囲にいた仲間たちが同時観察してくれ、仲間の一人が撮影にも成功しました。撮影者の方からブログ掲載の許可を得て、写真を掲載します。

参考に、こちら(クリック)が2020年に見たミナミオナガミズナギドリ。

頭部が黒く背中にかけてブルーグレーになって行くあたりなど非常に似ていると思うのですが、検討の結果、明確な下面および顔の写真もないので断定不可という結論になりました。ここ数年のあいだ確認されていない幻の鳥だけにその年に出たか出ないかは重要な情報ですし、慎重な判断は当然です。

▼その後は、数百とも言われるほどのフルマカモメの群れが飛び交いました。(Northern Fulmar)

▼すべて暗色型です。ふだん滅多に見られない鳥が百単位の数で現れるのが津軽海峡のすごいところです。

▼こちらはハジロミズナギドリの群れ。鳥山という感じではないのですが、黒い群れが着水していてよく見ると全部フルマカモメかハジロミズナギドリかという感じでした。(Providence Petrel)

▼このフィーバータイムの楽しさはくせになります。ハジロミズナギドリ。