春の奄美(4)~亜種リュウキュウサンショウクイ、暗色型のサシバ

春の奄美(4)~亜種リュウキュウサンショウクイ、暗色型のサシバ

4/10-13 春に奄美を訪れました。

▼海辺の道路の樹上で一生懸命にさえずっているのは亜種リュウキュウメジロ。亜種メジロはお腹が茶色っぽいのですが、こちらはライトグレーですっきりした印象。

▼見つけても飛び回っていてなかなか撮れなかったリュウキュウツバメが電線に留まっていました。(Pacific Swallow)
ツバメと違って胸の帯が薄く、腹のほうまでグレーで尾の燕尾も浅くて短いかんじ。

▼林道を歩いていると、目の前にカラスバトの若が留まっていました。見ようと思ってもなかなか見られないのでとてもラッキーと聞きました。(Japanese Wood-Pigeon)

▼そんな林道の背の高い枯れ枝に、亜種リュウキュウサンショウクイが留まっているのが見つかりました。
現在は亜種ですが、そのうちサンショウクイと別種になりそうとのこと。こちらは薄い色の雌です。(Ryukyu Minivet)

▼そこに全体的に色が濃い雄がプレゼントの餌をもってきました。
最近は関東で留鳥化しているところもあり、茨城でも冬に「ヒリリィー」が聞こえる日も近いといえます。

▼その後は奄美唯一の田んぼエリアへ。コムクドリの群れがおり、一羽の頭が異様に白いので「ギンムクか!?」と色めき立ちましたが、「頭部だけが白化しているコムクドリ」でした。左の個体。(Chestnut-cheeked Starling)

▼雨が降ってきた水田エリアをとぼとぼと一周していると、山側から大きなコウモリのようなシルエットが飛んできました。見たことがない印象の鳥だな…と思っていると、いつか見たいと思っていた「暗色型のサシバ」でした。

▼下面の胴体と雨覆の部分が、普通のサシバは縞模様なのですが、暗色型は暗い色をしています。本州では1000羽に1羽の出現率とも聞くのでかなり嬉しかったです。