2024年10月の大洗-苫小牧航路(5・了)幼綿羽つきオオミズナギドリ

2024年10月の大洗-苫小牧航路(5・了)幼綿羽つきオオミズナギドリ

10/30~31 大洗苫小牧航路のとんぼ返りツアーに行きました。

▼10/31の復路(苫小牧~大洗)の記録です。10時からはデッキの最前線で観察。今回1回だけ出たシロエリオオハムが近くを通り過ぎていきました。(Pacific Diver)

▼背中に鱗状の模様がびっしりとあります。幼鳥のようです。

▼続いて、普通は一目散に飛び去るオオミズナギドリですが、一度飛んでおきながらその後船体近くに着水する不自然な挙動の個体が現れました。
撮影して後ほど確認してみると、後頭部にぽわぽわとした幼綿羽が残る今年生まれの幼鳥だということがわかりました。(Streaked Shearwater)

▼左舷に移動すると、遠くを40羽ほどの鳥が集団で渡っていくのが見えました。拡大すると、シルエットからオナガガモと推定されました。(Northern Pintail)

▼奥がウミネコ、右がコアホウドリ。あとはクロアシアホウドリ。

▼突然、出会いを楽しみにしていたトウゾクカモメが出現。暗色型です。(Pomarine Jaeger)

▼下面に2つの淡色斑が出ていることと、ねじれたスプーン状の中央尾羽が確認できます。

▼さらにキジバト!のコールで上の階まで見に行くと、キジバトが風に逆らって一生懸命に飛んでいました。(Oriental Turtle-Dove)
今回は他にもマヒワの声らしきものを聞いたり、マミチャジナイやその他渡りの小鳥が何度か出たのですが撮影が難しく写真が残せなかったのは残念でした。

▼15時という撤収直前にもフルマカモメが現れました。
今回はハジロミズナギドリには遅く、越冬に来る海鳥には早いかと思ったのですが、意外にもハジロミズナギドリが大当たりで、天候や波も穏やかで全体的に絶えず鳥が観察でき、楽しく過ごすことができました。
さて、さんふらわあ「だいせつ」での海鳥観察は個人的には最後。いよいよ1月末から新造船の運用が始まりますが、観察環境がどうなるのか、気になる所です。