2023年10月大洗-苫小牧-八戸航路(3)渡りの謎の小鳥、オオハクチョウ

2023年10月大洗-苫小牧-八戸航路(3)渡りの謎の小鳥、オオハクチョウ

10/16-19 大洗-苫小牧-八戸航路に行ってきました。お楽しみの八戸航路です。

▼八戸港を出発する際、ヒヨドリが70羽ほど団子状態になって飛んでいました。八戸港では初めて見る光景でしたが、思えばこのあとの小鳥の渡りの多さを示唆する光景でした。(Brown-eared Bulbul)

▼船の甲板の下から木の葉のように舞い上がる10羽ほどの小鳥の群れ。

▼空抜けなど条件が良ければ撮影することができ、カワラヒワだとわかります。(Oriental Greenfinch)

▼海上を渡る小鳥の力強さをこの目で見られるのが10月の航路の醍醐味。

▼横ばかり見ていたら、ふと頭上に編隊が見え、飛行機かと思いきや、オオハクチョウ7羽の渡りでした。(Whooper Swan)

▼そのうちにまた10羽ほどの群れが飛び去っていきました。気合で写真を撮ると、自分のレベルではわからない謎の小鳥が写っています。

▼メンバーA「ホオジロ科には違いない」→自分「カシラダカ?」→メンバーB「いや、頭の形と胸の斑の色が違うと思う。印象はコホオアカ的」と議論が白熱します。

▼結論が出すのが難しかったので、離れた場所に居た識者の方々に尋ねると「コホオアカ(若)」と同定されました。メンバーBさん慧眼です。
胸の黒い縦斑やアイリングなどよく見れば特徴がわかりますが、離島の地表採餌している夏羽の姿しか知らないとピンとこないものです。
また、コホオアカほどの珍鳥が10羽もまとまって渡っているという状況にも驚かされました。海上では何が起こるかわかりません。