2023年10月大洗-苫小牧-八戸航路(1)オシドリ、マミチャジナイなどの渡り
10/16-19 大洗-苫小牧-八戸航路に行ってきました。
今年は主にハジロミズナギドリ狙いで例年より数日早いタイミングの開催となりました。
過去にはにハジロミズナギドリが1羽も見られなかったこともありましたが、今年は往路・八戸航路それぞれ少なく見積もっても60~70羽は見られたので、目的は大いに達成することができました。
しかし、今年は海水温が5度くらい高く、冬鳥の南下が遅れているそうで、冬らしい海鳥はほんの僅かしか見られませんでした。
ただ、強い北西~西風が押し出してきたのか、小鳥の渡りが過去一番に沢山見られ、うまく撮影できれば鳥種を特定することができ、意外な鳥も入っていたのが面白かったです。
5回に分けて振り返ります。
▼まずは、大洗から苫小牧へ向かう往路の前半のハイライトです。
航路では初めて見るオシドリがいきなり登場して場を盛り上げてくれました。(Mandarin Duck)
▼4羽のうち1羽は若い雄であとは雌のよう。大きな瞳が魅力的なオシドリです。
▼良い漁場である金華山沖が迫ってくるとオオミズナギドリが増え始めました。(Streaked Shearwater)
▼特徴的なくちばしですぐに識別可能なハシビロガモたち。(Northern Shoveler)
▼スズガモも渡っていきます。しかし、いつもよりも見られるカモの群れが少なく、肩透かしを食らった気分。(Greater Scaup)
▼シノリガモも単体で、スーッと横切っていくばかりです。(Harlequin Duck)
▼クロアシアホウドリは往路で35羽も見られました。(Black-footed Albatross)
▼カモ類の代わりに、今までになく多く見られたのは小鳥たちです。金華山沖を南下するマミチャジナイ2羽。(Eyebrowed Thrush)
▼色合い的にオオムシクイorコムシクイ?な小鳥が単体で渡っています。
▼ビンズイが2羽で宮古沖を飛んでいます。(Olive-backed Pipit)
▼その10分後、黄色みが強いのでメボソムシクイ?かと思われる小鳥がこちらも単体で飛んでいます。
それぞれ、吹けば飛ぶような小さな体で海上を必死で渡っているのです。
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