銚子沖にて(3)~初見のアシナガウミツバメ

銚子沖にて(3)~初見のアシナガウミツバメ

6/10 千葉県・銚子沖にて海鳥観察をしました。

▼鳥山を探しながらゆっくりと航行中、この日唯一のコアホウドリがやや遠くを通り過ぎていきました。銚子の沖合で見られることに感動です。(Laysan Albatross)

▼乗船から3時間ほど経ち、船旅は最終盤へ。今回最大の目的であるライファーのアシナガウミツバメを探して集中します。すると司令塔から「アシナガウミツバメ!」の声が。

▼見たこと無いけどたぶんアレに違いない!という勢いで上下に揺れる船首部から必死でそれらしき鳥を撮影します。

▼銚子沖に現れるアシナガウミツバメ、の存在は伝聞で聞いてはいたものの実際に見る機会は自分にはないだろうと思っていたので、初撮りの写真を確認して喜びがこみ上げてきました。(Wilson’s Storm-Petrel)

▼肉眼的にはこのような見え方で、海上を飛ぶ謎の小さな黒い妖精といった感じです。

▼翼は換羽中で少しボロっとした感じに見えますが、今の時期換羽中なのは成鳥のあかしです。

▼アシナガという名前の通り足が長く、尾羽から足の先が少し突出しています。(クリック推奨)

▼腰はUの字に白で、白い範囲は胴体を横から見ても見えるほどです。

▼千葉の陸地がバックに見えるような距離の場所で生きているのに、こうした船を使わないと見られないということで、ある意味では珍鳥のアシナガウミツバメでした。