春の奄美(5)~アマミヤマシギ、リュウキュウコノハズク

春の奄美(5)~アマミヤマシギ、リュウキュウコノハズク

4/10-13 春に奄美を訪れました。

▼昼間の観察だけでは網羅できない鳥を探すため、観察ポイントに通じた運転手兼ガイドさんにお願いし、ナイトバーディングをしました。
林道を進むと電線で眠るルリカケスを発見。(Lidth’s Jay)

▼お休みのところごめんよという感じではありますが、こんな人工物のところでねぐらをとるんですね。

▼さて、ナイトバーディングの目的の鳥の一種はアマミヤマシギです。運転手さんいわく、駄目な時は全然見つからないとのこと。しかし弱気な発言とは裏腹に、いともたやすく一羽目に遭遇しました。自分的に奄美で一番見たかった鳥だったこともありますが、距離が近くて大興奮。(Amami Woodcock)

▼またしばらく進むと草むらにまた1羽。また、窓の外からは”ビュー!”というようなアマミヤマシギの声も聞こえてきます。

▼林道に出ている個体が樹上に飛び上がりました。シギの仲間が木の上にいるのが見慣れないので、えーっあんなところに!と驚きます。

▼アマミヤマシギの特徴である目のまわりの裸出部も確認できます(写真クリック)。あれよあれよという間に10羽も見ることができ、本州のヤマシギでもそんなに見たこと無いよと大満足でした。

▼また、電線では南西諸島の留鳥、初見のリュウキュウコノハズクの姿も確認できました。(Ryukyu Scops Owl)

▼宿のまわりで声だけは聞くことができましたが、姿を見るのは厳しいかと思っていたので写真を撮れて嬉しかったです。
その他、オットンガエル、ハナサキガエルも観察。

▼翌朝、早朝にアマミノクロウサギも見ることができました。
アマミノクロウサギは天然記念物。また、今回見られた鳥の多くも奄美群島の固有種なので天然記念物に指定されています。(オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラ、ルリカケス、アカヒゲ、カラスバト)