2024年10月の大洗-苫小牧航路(3)続々とハジロミズナギドリ

2024年10月の大洗-苫小牧航路(3)続々とハジロミズナギドリ

10/30~31 大洗苫小牧航路のとんぼ返りツアーに行きました。

▼わりと早い段階からポツポツと見られていたハジロミズナギドリでしたが、八戸が近づいてくると湧くように現れ始めました。(Providence Petrel)

▼背中の青灰色がメタリックブルーのようなツヤ感があり素敵です。

▼秋の航路は何百羽というハジロミズナギドリが目的なら9月から10月上旬などもっと早めが良いという意識があったのですが、今年は全体的な渡りの遅れがあるようで、都合上遅くなったこの日程にドンピシャ当たったのかもしれません。

▼今までの秋の航路で一番沢山見られ、往路ははっきり視認した個体を約290羽と数えましたが、水平線レベルの個体は数えていないためもっと多くいたと思います。

▼さて、ハジロミズナギドリがわんさか出ていた中、トウゾクカモメ類が2羽通過していきました。

▼曇天であまりバッチリ撮れなかったのですが、下面の淡色斑は1つで、嘴の基部が白く見え、頭が小さい感じのスタイルなのでクロトウゾクカモメの第二回生殖羽であろうと思いました。(Parasitic Jaeger)

▼こちらも下面の淡色班が1つである点や体型などからクロトウゾクカモメの幼羽と考えました。

▼さて、ハジロミズナギドリといえばこの海域、という場所に達した頃から30羽、50羽などの群れが出始めました。

▼同時に雨上がりの虹が見えるようになると強烈な西日が鳥たちを照らし、ハジロミズナギドリに関しては頭が黒く、体は極端に白っぽく見えました。
また、6~7回ハジロミズナギドリの半分くらいの小さな鳥が波間を飛ぶ様子が見られ、最初は何だかわからなかったのですが、次第にハイイロウミツバメだとわかりました。しかしいずれも距離があり見失いがちで撮影ができませんでした。