オーストラリア(6)ラミントン国立公園~アルバートコトドリ

オーストラリア(6)ラミントン国立公園~アルバートコトドリ

3/12~18 初めてオーストラリアに行きました。

▼昼間の休憩時、テラスから外を眺めていると、アオアズマヤドリの雌が飛んでいきました。(Satin Bowerbird)

▼宿の通路脇ではフヨウチョウが巣材集めのためか羽根をくわえています。(Red-browed Firetail)

▼午後からの探鳥もひたすら宿泊施設を起点に無数にあるトレイルコースのひとつを歩きます。キバラモズヒタキ。(Golden Whistler)

▼鬱蒼とした林に挟まれた道を歩いていると、ガイドさん突然足を止めました。ただならぬ緊迫感が走ります。
目の前にアルバートコトドリがお出ましになったのです。(Albert’s Lyrebird)

▼アルバートコトドリは分布域が局所的で、個体数も少なく臆病なため、確認されてから1970年まで120年間写真が撮られなかったそうです。そのため、ぜひ見たいけれども見るのは難しいのではないかと思っていました。ガイドさんの様子からも偶然出会うのは相当難しいということが伝わります。

▼整備された林道の傍らを足で力強く蹴って地面の餌を探しています。

▼アルバートコトドリと先日のウォンガバトは当地で是非見たい鳥だったので、唐突にそれが果たされたことにしばし呆然としてしまいました。
しかし、2019年から2020年にかけての森林火災により、アルバートコトドリの生息地の推定32%が焼失してしまい、緊急の保護が求められているそうです。

▼日本のキバシリを思い起こさせるノドジロキノボリ。こちらは雄。(White-throated Treecreeper)

▼夕方はさらに別のトレイルコースで探鳥です。普通に見かけるもののなかなかすっきり撮れていなかったバラムネオナガバト。(Brown Cuckoo-Dove)

▼ヤブツカツクリの雛。発酵の熱で温められた塚のような巣から一人で生まれ、一人で生きています。(Australian Brush-turkey)

▼林道脇の樹の実では今回初見のフウチョウモドキの雌を見ることができました。胸がウロコ模様です。(Regent Bowerbird)

▼そして待望のフウチョウモドキの雄も出てきてくれました。

▼フウチョウモドキの雄は、この山地リゾート・オライリーズの象徴としてロゴマークになっている鳥で、宿の玄関マットやグッズなど様々に施されています。なので是非見たいと思っていました。

▼この日は宿に戻る直前の最後にも日光浴に出てきて、鮮やかな姿をじっくり観察することができました。