新潟・長野の旅(2)チゴモズの夫婦

新潟・長野の旅(2)チゴモズの夫婦

5/26~29 新潟・長野方面へ探鳥に出かけました。

今朝は夜明けから里山の探鳥に勤しんでいますが、昨日から声が聞こえていたノジコを撮影した以外はめぼしい成果はありません。今年はチゴモズの話はまだ聞いていませんし、ポイントもわからないので会うのはまず無理だろうと思っていました。

▼そんな折、ふと見た里山の斜面で、クワの実を食べにアカゲラが来ているのを見つけて、面白いので停まって撮ることにしました。(Great Spotted Woodpecker)

▼しばらくアカゲラを見ていると、「あの鳥はなんだ?あ、チゴモズだ!」とリーダー。「ギーッギギギギ」という声とともに樹上に出たり飛んだりする様子が見られました。しかも5羽くらいが縄張り争いをしています。(Tiger Shrike)

▼早朝探鳥のあと朝ご飯を食べてから再び同ポイントへ。今度は歩いて丹念に見てみると、なんと目線の木にチゴモズの雄が留まってこちらを見ています。

▼そこにパートナーの雌も登場。ええ、こんなによく見えてしまっていいのだろうか…ドギマギする観察者をよそに、雄はさらに近い木に来て、見上げるかっこうになってしまいました。

▼残された雌はしばらく留まっていて、可愛らしい眼差しをこちらに向けていました。

▼周囲にはイカルも見られました。(Japanese Grosbeak)
チゴモズたち繁殖地に到着してペア形成の真っ際中のようで、その後も声や姿はぱらぱらと見られました。

▼見上げるような高い杉の木の中にチゴモズが入っていることもあり、必死で見ていると、コサメビタキが出てきました。(Asian Brown Flycatcher)

▼林にはカケス(写真)、田んぼにはオシドリ。
昼頃にはサンコウチョウの声も響き、アカショウビンも飛んできて、さらにはノジコも木のてっぺんでさえずっており、里山の魅力を凝縮したような空間でした。