オオジシギ初認 with カルガモ
7/9 涸沼の周辺水田に毎年やってくるオオジシギを探しました。
前日まで連日凄まじい南東の風が吹き荒れていて、とても北から鳥が渡ってくるとは思えない天気でした。
しかし、今日は渡りのルート上は穏やかな風。オオジシギならこの機を逃さずグイグイ渡ってくるのではないか!?と勝手な妄想をいだきつつ捜索開始。
▼オオジシギは、相手より先にこちらが相手を見つけないと、絶対に飛ばれてしまうということで、進む前に一旦停止して丹念に探してから前進を繰り返します。
すると、尖った頭がヒョッコリ見えているのを発見!
▼今までで一番早い初認ですが、そこは経験値や運が関係してくるので、今年は渡りが早いとかそういうことではないと思います…。
▼色白の1羽目の個体。まだ夏羽が残るいかにも成鳥という感じのオオジシギです。(Latham’s Snipe)
▼そそくさと草むらに引っ込んで採餌に行った2羽目のオオジシギ。
▼そこへなぜか向かいの草むらにいたカルガモ2羽がやってきて…(Spot-billed Duck)
「君たちどこから来たの~?」という感じで右はじのオオジシギを覗いています。
▼「こっちにもいる!2羽で来たんだねぇ~」(byカルガモ)
人間は嫌でもカルガモにはまったく動じないオオジシギ。
▼好奇心の強い若いカルガモだったのでしょうか。オオジシギの点検?が終わると、もとの向かいの草むらに戻っていきました。
オオジシギといえば先日以下のようなショッキングなニュースが発表され、今年も会えるのか心配していました。
まずは初認できて一安心しましたが、後続の部隊や幼鳥たちの数は引き続き注視したいところです。
【プレスリリースのお知らせ】
当会では、2019年秋から2020年春にかけての、オーストラリアで大規模森林火災を引き起こした異常気象により、北海道内のオオジシギの繁殖数が推定で42%減少したことを確認しました。3万5千羽から2万羽程度に減少したと推定されます。
◇詳細https://t.co/CiQWMxM62t pic.twitter.com/pMix8ixgpM
— 公益財団法人 日本野鳥の会 (@wbsj_tsubame) July 3, 2020
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