宮城県の鳥たち(7)仙台湾のウミバト

宮城県の鳥たち(7)仙台湾のウミバト

1/17~20 宮城県で探鳥するツアーに参加しました。

▼さて、今日は今回のツアーのメインイベント、仙台湾の海鳥観察です。
外洋は波が高めでしたが、湾の中は1m以下に落ち着いており、風も弱まってくれ、船は出せることになりました。あとは己の運を信じて、見るべきものを見るだけです。

▼逆光側でしたが、アビが飛んでいきました。(Red-throated Diver)

▼すぐにウミスズメが飛び始めました。今年初ウミスズメです。(Ancient Murrelet)

▼しばらく風に吹かれていると、ウトウが出現しました。(Rhinoceros Auklet)

▼ウトウ、ウミスズメなど、「以前は茨城沖でもスコープで見られたけど、最近は見ないなあ」という鳥が間近に泳いでいてテンションが上ります。

▼出発して1時間弱、逆光側を見ていた方々から「ウミバト!」との声が聞こえてきました。「ウミバト~??」予想外の種名に慌てふためきます。

▼落石クルーズで見たことがありますが、今回出会うとは思ってもみません。(Pigeon Guillemot)

▼最初は波に揺さぶられて撮影することもままなりませんでしたが、順光側に回して頂きしばらく落ち着いて撮ることができました。

▼間近に観察できたのは2015年の落石以来だったので、感慨深いものがありました。

▼聞く所によると、宮城県でもウミバトの記録はわずかで、それもかなり遡るもので写真が伴うかどうかというほどだそうです。

▼突然のレア鳥の出現に幸先がいいのか、運を使い果たしてしまったのか、戸惑いながらも次のターゲットへと向かいます。