夏の北海道(5)サロベツ湿原~初撮りマキノセンニュウ

夏の北海道(5)サロベツ湿原~初撮りマキノセンニュウ

6/21~24 北海道の北部で探鳥しました。2日目の午前中は引き続きサロベツ湿原を散策しました。

さて、昨日の夕方からマキノセンニュウの声が聞こえるポイントがあったので、今朝はそこで粘りました。
マキノセンニュウも、例に漏れず個体数が減っており、とくにセンニュウ系なので姿が見づらいということで、シMアオジに匹敵する難しい鳥です。

▼かなり長い時間待っていると、見づらかったマキノセンニュウに目が慣れてきて、次第に見つかるようになりました。(Lanceolated Warbler)

▼全体的にぶちぶちと斑点が多く、オオセッカに似たかっこうをしています。
この鋭い斑模様が、英名のLanceolated(やり状の)の由来と思われます。和名は、牧草地に生息するためか、あるいは人名か、確たる情報が見つかりませんでした。

▼虫のような声でさえずり始めるとしばらくは同じ位置から声が聞こえるのですが、人間の立ち位置・高さによっても見えたり見えなかったりするので、写真が撮れた時はいたく感動しました。

▼森で声の位置からヤブサメを探すような感覚です。

▼最終的にはスコープでもしっかり見られる定位置で鳴いてくれ、満喫することができました。
声だけは離島で聞いたことがありましたが、姿は見られなかったので嬉しい出会いでした。

▼鳴き続ける姿を動画で撮影しました。27秒あります。よろしければおもしろいさえずりをお聞きください。