2021年7月の大洗-苫小牧航路(4)アオサギの北上、オオミズナギドリ

2021年7月の大洗-苫小牧航路(4)アオサギの北上、オオミズナギドリ

7/16-17 大洗苫小牧航路の往路・復路の記録です。

▼18時半を過ぎ、日も落ち始め、北海道海域の雰囲気も佳境になってきました。ミズナギドリ類の奥にコビレゴンドウと思しき背中が見えています。

▼ミズナギドリ類の数も圧倒的になってきて、「黒ナギ」と言われる、オオミズナギドリ以外のミズナギドリも多く混ざるようになってきました。

▼黒いミズナギドリの一種、アカアシミズナギドリ。久しぶりに見ましたが、撮影したあとどうにか写真判定できるレベルでした。(Flesh-footed Shearwater)

▼複数で一列に飛んだり、ぽつんと浮いていたりする黒い鳥はウトウ。(Rhinoceros Auklet)
日没ギリギリまで見ごたえのある風景が続きましたが、狙いのオオトウゾク、トウゾクカモメ類は全く見られず、このホットな海域の鳥果としてはかなり厳しいと言わざるをえませんでした。

▼さて、復路になります。
なぜか、アオサギが合計9羽、北上するのが見えました。今から繁殖ということは考えにくいので、関東が梅雨明けで猛暑になることを見越して北海道に避暑に向かっているのか!?などと想像して楽しみました。(Grey Heron)

▼復路は南風が強く、鳥が飛んでくれそうな天気です。
近づいてきてくれたオオミズナギドリ。(Streaked Shearwater)

▼しかし、朝5時から大洗入港の19時頃までひたすら海上を見守っていましたが、途中の東北沖はさっぱり鳥影なく、北関東沖で少しオオミズナギドリが出たくらいで、何かあったのかと思うほど鳥がいませんでした。
会えないのはタイミングの問題で、どこか見えない海域にたくさんの海鳥が実際は存在していると信じたいところです。