秋のタイ旅行記(1)Thai birding 塩田のシギチ
10月にタイのタカの渡り観察を目的としたツアーに参加しました。
▼タイの空港に着いてからヘラシギを探しに塩田に向かいます。立ち寄ったセブンイレブンでは、ヒメアマツバメ(写真 House Swift)、ベニバトの営巣や電線に留まるハイイロモリツバメの群れを観察しました。
▼シギチの集まる塩田Laem Pak Bia/Pak Thaleで、水鳥を観察します。セイタカシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ、奥に背中だけヒバリシギ。
▼アカガシラサギ冬羽のようなサギがすぐ近くにいましたが、ガイドさんによるとこちらで見られるのはほぼジャワアカガシラサギだそうです。(Javan Pond-Heron)
▼水を湛えた田んぼの奥にいたのは冬羽のハシブトアジサシ(Gull-billed Tern)。2016年に同エリアを訪れた時にもいるかもしれないと言われて見られなかったので、嬉しい初見です。
▼近くには冬羽のオグロシギがいましたが、えっこれがオグロシギ?と戸惑うようなべたっと均一的な色合いです。自分のフィールドでは完全な冬羽のシギチを見ることが少ないため、越冬地で見ると少なからず違和感があります。(Black-tailed Godwit)
▼ヘラシギ探しは難航を極めました。キリアイ、サルハマシギ、メダイチドリ、オオメダイチドリの混群。
▼スコープで見てもよくわからないほどはるか遠くまでシギチがたくさんいます。特にトウネンの群れを入念に見ましたが、今回はヘラシギは見つかりませんでした。残念。
▼中央はヘッドフォン模様のハジロクロハラアジサシ。右は塩田周辺でたくさん見られたクロハラアジサシです。
▼前回同地を訪れた際も来たレストランで激辛ランチ。
ここは食堂から塩田の水鳥や周辺に暮らす小鳥を見ることができます。
縄張り意識が強く人前に出てくるため絶好の被写体になってしまうムナオビオウギビタキ(Pied Fantail)。
▼ウグイスのように素早いオナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)。
タイでは出会う頻度が多く、藪でガサガサしている鳥を夢中で探し出すとオナガサイホウチョウだったということはしばしばあります。
▼ヘラシギ探しを諦め、移動の途中でテナガザルのリハビリセンターがある公園で探鳥。
なんと野生のキュウカンチョウに出会いました。グゼリのような声が聞こえましたが、今にもしゃべり出しそうな感じがしました。(Common Hill Myna)
▼カラフルなミドリハチクイがひらひらと飛ぶ姿が見られました。チャガシラハチクイという種類もおり、頭が同じく茶色っぽいのでいつも頭の中で混乱が生じます。(Green Bee-eater)
▼鉄塔に留まったのは洒落たブラウンを着こなすチャイロオナガ。ネパールでは何度か見ましたが、タイではおそらく初めて見ました。(Rufous Treepie)
▼木の実を食べるミミスジヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)。色々な種類のヒヨドリと会えるのもアジアの旅のお楽しみです。
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