三番瀬でシギチ観察~午前の部

三番瀬でシギチ観察~午前の部

4/7 三番瀬に初見の珍しい鳥が出たと聞きつけ、用事で出遅れつつ10時半ごろ到着しました。
10時頃が最干潮で、今のタイミングを逃すと、満潮に向かう昼頃までに干潟が消えてシギチが見づらい場所に行ってしまいます。

▼さっそく干潟に降り立ったハマシギの群れの中から目的の鳥を探して人々が群がります。
幸いスコープでベテランの仲間が見つけてくれ、赤くて小さいその鳥―ヒメハマシギ―がチョロチョロと歩き回る姿を見ることができました。しかし、動き回るため撮影ならず。

▼撮影隊が一気に向かうため、数百羽のハマシギは全然落ち着かず、1羽をサーチする時間がほとんどありません。どうにか見つけるとすぐに飛去します。

▼飛び去ると、数百メートル先に降りてしまい、何度かは頑張りましたがそのうち追いかけるのもうんざりしてきました。
しかしあたりを見回すと知り合いが次々と現れ、久しぶりの知人とのおしゃべりに花が咲きます。

▼やがてハマシギたちは干潟に降りるのを諦め、昼前には人の近づけない堤防に上がってしまいました。
キョトンとした顔のミヤコドリ。(Eurasian Oystercatcher)

▼いつかまた干潟に降りてくれるだろうと信じて待ちますが、動く気配がなく、途方に暮れます。
しばらくするとミヤコドリとユリカモメが増えてきました。(Black-headed Gull)

▼遠方にいたオオソリハシシギ4羽が近くに来てくれて、少し元気が出てきました。(Bar-tailed Godwit)

▼すっかり満潮になり鳥が降りるスペースも無く、どんどん気温が高くなってきたので、昼間は傍らの日陰でうたた寝しました。ほとんどの方がこの時点で撤収です。
近くの林にいわゆる高原モズ状態になった頭の灰色のモズがいました。(Bull-headed Shrike)