夏羽のハシブトアジサシ

夏羽のハシブトアジサシ

7/26 千葉県・九十九里浜にハシブトアジサシが飛来しているとの情報を頂き、翌日現地に赴きました。

▼目的のハシブトアジサシは、2~3名の観察を受けながら浜辺の入り口近くの水たまりに降りていました。(Gull-billed Tern)

▼皆さんが観察している場所に行こうとしたところ、ハシブトアジサシはいつの間にか飛び去ってしまい、しまったと思ったところ少し離れたウミネコの集合場所に降りているのを同行者が見つけました。

▼ウミネコのほか、オオセグロカモメとミヤコドリもおり、ユニークな組み合わせを観察することができました。

▼かなり摩耗した夏羽に見えます。
ハシブトアジサシは冬羽だとパンダのような垂れ目模様になり、そちらはタイで遠くに見たことがありますが、国内ではライファーで夏羽は初めてです。
ハシブトアジサシとアジサシとの違いをその場で図鑑で確認しながら観察しました。

▼ハシブトアジサシはあまり長居するイメージがなかったので、翌日も滞在しているのか心配でしたが、台風の接近でしばらく居てくれるものと信じ、遠路はるばる思い切って来てみて良かったです。雨の予報もあったためか、最終的にはハシブトアジサシを見ているのは自分たちだけになりました。早めに情報を頂いたおかげで贅沢な経験ができました。

▼傍らのミヤコドリ。地元だったらミヤコドリだけでもかなり嬉しいです。(Eurasian Oystercatcher)

▼水たまりを何周かしていると他にもシギチが見つかりましたが、気がつくとミヤコドリは消えていました。カニや貝が多い素晴らしい環境なので、日替わりでいろいろなシギチが現れるようです。