遠征・初見のサバクヒタキ
12/12 神奈川県のサバクヒタキを見に出かけました。
早朝に電車で最寄り駅に向かい、歩いて現地に到着しました。
情報を聞いたのは三週間前。現場はすでに”祭りのあと”というムードで、2名のバードウォッチャーの他にカメラマンはいません。
もぬけのからとなった現場から離れ、周辺の畑などを見てみますが気配はなし。観察ポイントのお店の店長も、5日前に抜けたようだとおっしゃっていました。
1時間ほど待っても土面を歩く1羽のハクセキレイ以外に鳥の姿はありません。
▼ようやく鳥が来ました。ジョウビタキの雌です。(Daurian Redstart)
この気の強い人馴れしたジョウビタキが観察ポイントを縄張りにしている様子です。サバクヒタキが来ない可能性がさらに高くなりました。
そこからもしばらく待ちましたが状況は変わらず、もう完全に駄目だなと思い、観察道具をリュックにしまい始めました。
現場を去ろうとしたそのとき、最終的に現場に残っていた5名の観察者のうちの一人が重要なヒントを思い出してくださり、最後のあがきでヒントをもとに探すことにしました。
▼そしてついに、サバクヒタキが視界に現れたのです。(Desert Wheatear)
▼「アッ!いた!!」と驚くと、サバクヒタキもテンション高くゴム毬のようにあたりを飛び回ります。
▼あたりを見回すサバクヒタキ。こんな閑静な住宅街になぜ、という感じです。
▼絶対撮りたいと思っていた、サバクヒタキとわかる証拠の尾羽根も撮れました。
▼最後は地面で採餌を始めました。一箇所をつついて地面を掘っているような様子です。
▼こんなに遅く来て、見られるのだろうかと不安でしたが挑戦して良かったです。なかなか見つからなかったこともあり、出会ったときの感動はひとしおでした。
▼居合わせた方の天啓のようなひらめきが無ければ、サバクヒタキに会うことはできませんでした。ありがとうございました。
短時間の出会いでしたが、10秒くらいの動画を撮影してみました。
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