ベトナムの野鳥(6)Vietnam Birding キマユコビトサザイ ムネアカヒタキ
1月上旬に訪れたベトナム、南部のダラットで撮影した写真です。
▼広々としたハイドで丸太に腰掛け、鳥が来るのをひたすら待ちます。
さて、やってきたのは今回初のガビチョウの仲間、ギンミミガビチョウです。(Collared Laughingthrush)
▼ギンミミガビチョウは仲間同士たいへん仲良しで、お互いに羽繕いする様子を見ることができました。
▼ハイドの一番端に腰掛けていると、突然ファインダーに収まらないほど近い眼前に、可愛らしい小鳥がやってきました。ムネアカヒタキです。(Snowy-browed Flycatcher)
▼ギンミミガビチョウのパワーに圧倒されてなかなか餌にありつけません。頑張れ!
▼奥の茂みを盛んに出入りするのはコルリ。日本で見るのは難しいのですが、越冬地の東南アジアだと意外とよく見られる印象。(Siberian Blue Robin)
▼ハイドに出てくる鳥がだいたい決まってきたので、周辺の林に注意を払うと、樹上をキンノドゴシキドリが動き回っていました。(Golden-throated Barbet)
さて、ここでこの付近に3つあるハイドに振り分けられていたチームが場所を交代することになります。
▼次のハイドでも、ムネアカヒタキが愛嬌を振りまいていました。前のハイドよりも眉毛が短い個体。(Snowy-browed Flycatcher)
▼そのムネアカヒタキのメス。ころんとした体型はオスと同じですが、色が茶系に。
▼コルリのメス。他にもシックな色合いのヒタキ類がいるのですが、足がシュッと長いのでコルリと判断できます。(Siberian Blue Robin)
▼コンヒタキという鳥かと思っていたら、実は別の種類のオオアオヒタキでした。(Large Niltava)
▼こちらはそのオオアオヒタキのメスなのですが、なんとも言えず愛くるしい顔をしています。(Large Niltava)
▼オオアオヒタキが3羽1チームになって騒々しく登場すると、そのドサクサに紛れるようにして小さなウグイスのような鳥が茂みから飛び出してきました。キマユコビトサザイです。(Grey-bellied Tesia)
▼足が長くて尾がほとんど無い奇妙な体型の鳥で、ヤブサメのように俊敏で潜行性が高い動きをします。7回くらい登場したのですが、そのたびに相当の集中力を要しました。
▼キマユコビトサザイを含むTesiaの仲間は、声だけは聞こえても姿を見ることや撮影することが非常に難しいと知っていたので、こんなラッキーに恵まれて良いのかと申し訳なくなるほどでした。
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