ベトナムの野鳥(1)Vietnam Birding 北部・霧のタムダオ
1月上旬にベトナムを探鳥で訪れる機会に恵まれましたので、その際の記録を徐々に掲載していきたいと思います。
まずはベトナム北部、地元の方々にとっては高原の避暑地といった感じのタムダオ(Tam Đảo)国立公園に向かいます。
印象的だったのはハノイの空港からタムダオに向かう途中で、今まで訪れたアジア諸国では車窓からもなにかしらの鳥が観察され退屈しなかったものですが、ベトナムにおいては怖いくらい鳥が見つかりません。戦争の影響が長く尾を引いているそうですが…。
▼高地に向かうにつれ霧が濃くなってきましたが、枝に留まるクマタカの幼鳥を発見。一旦車から降りてじっくり観察しました。(Mountain Hawk-Eagle)
翌日、山沿いの道の入り口まで車で移動し、そこから探鳥開始。意外にも肌寒く、上下レインスーツを装備しました。
山を回り込むように歩みを進めるにつれ、鳥影は濃くなっていきましたが、同時にあたりは濃霧に包まれていき、少し前を歩いている人も見えないほどの視界不良になってしまいました。
▼そんな中、一瞬霧が晴れて撮影できた本日のベストショット。白点が鮮やかなエリボシモリチメドリ(Spot-necked Babbler)。
▼声も姿もずいぶん見られたサイホウチョウの仲間のノドグロサイホウチョウ(Dark-necked Tailorbird)。
▼一瞬の晴れ間に良いところにでてきてくれたヒメマルハシ(Streak-breasted Scimitar-Babbler)。
以前も台湾で見たことのあるヒメマルハシですが、あれこんなにかわいい顔だったっけ?と不思議な気分に。調べると、目が白い台湾のヒメマルハシは最近は別の種類と考えられるようになったそうです。
▼ここからは濃霧の中の記録なので、かなりモヤモヤ写真です。霧で真っ白の写真を帰国してからコントラストを上げて見たら、鳥が出てきた!なんていうこともありました。
キガシラモリチメドリ(Golden Babbler)、「ゴールデン」と呼ばれるので覚えやすいのですが、姿を見るのが難しかったです。
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