オオジシギを捕食する者

オオジシギを捕食する者

8/3 涸沼のヨシ原でツバメの塒入りを待っていると…。(オオジシギ好きには厳しい内容なので注意)

▼「グェッ」という声に見上げると、3羽のオオジシギが海の方角から川沿いに内陸方面へ飛んでいきました。(Latham’s Snipe)

▼あっちのほうの干拓地に降りるのかなと思っていると、しばらくして3羽が戻ってきました。

▼「グェ」「グェ」と声を出しながら、落ち着きのない様子で飛翔しています。

▼川沿いの田んぼを何度も何度も低く旋回して、干上がって枯れ草ばかりになった休耕田にようやく降り立ったその刹那、「ボフッ!!」と爆発音のような音が聞こえ、視界を何かが横切りました。

▼一瞬の出来事でした。

▼干拓地のほうでハヤブサに目をつけられてしまったのでしょう。追われて逃げ戻ってきた3羽のうち1羽が餌食になりました。

▼オオジシギの飛来に喜んでいた気持ちがハヤブサの豪速球のような狩りで木っ端微塵に砕かれてしまいました。ハヤブサの立場からするとラッキーなことですが、なにもオオジシギでなくても…。オオジシギの渡りの途中で起きる様々な苦難のひとつを目の当たりにした夕暮れでした。