茨城県でミズカキチドリ(2)
2018/9/9~11 茨城県の海辺でミズカキチドリ(Semipalmated Plover)を観察しました。→(1)はこちら
▼9/9 翌日、ミズカキチドリと確信を持ちながらも、半分は不安な気持ちも抱えたまま、昨日はハジロコチドリだと思って観察した個体をもう一度見に行きました。すると、全く同じ場所で夢中で餌を探しています。
スコープで、歩いた時に少し見えるみずかきを感慨深く眺めました。
▼9/11 時間帯によっていたりいなかったりするという話もある中、1日置いて見に行くと、運良く再び見ることができました。今日は海辺で休憩しています。
▼成鳥の夏羽で、羽根はかなり摩耗していることがわかりました。
▼岩陰でジッとしていたらミズカキチドリがどんどん近づいてきましたが、近づけば近づくほど肝心の蹼(みずかき)は見えなくなりました。
最初の出会いでみずかきがはっきり写っていたのは本当に幸運でした。
▼横アングル。図鑑や写真を参照すると、ハジロコチドリよりもミズカキチドリのほうがアイリングが細いながらも明瞭にあるため、顔つきの印象はコチドリに似ている感じがしました。
▼初日よりもよく撮れたので改めて顔を拡大。過眼線と口角がついていないのがわかります。
▼ミズカキチドリは、9月8日から12日の早朝まで観察されましたが、その後だれも見なくなったため、当地からは抜けたと判断されました。
第一発見者の方の発見に始まり、識別から継続観察まで楽しませて頂き、身に余る幸運でした。
今後はこんな鳥が身近に来るわけがないと思い込まずに、常に疑ってかかる姿勢を保たなければと身の引き締まる思いをしました。
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