5/20 涸沼で夏羽のハジロクロハラアジサシを観察しました。

▼身内らが海辺でコアジサシなどを観察したあと、シギチを探して涸沼を訪れると・・・

▼田んぼの周辺を、突然見たことのない鳥が飛び回り始めました。

▼顔から胴体まで真っ黒の異様な姿をした鳥は、3羽で周辺を何度か往復して、どこかへ消えてしまったそうです。

▼メールで一報を受けて「ハジロクロハラアジサシだ！」ということになり、用事を片付けて急いで向かいました。(White-winged Tern)

▼それにしても、アジサシ類の中でもかなり大胆で垢抜けた夏羽ではないでしょうか。

▼涸沼ではまれにクロハラアジサシの群れが入ることがあるので、その中で冬羽個体を見つけることはあるかもしれないと思っていましたが、夏羽はかなり貴重です。手持ちの資料を漁ると、涸沼では初記録のようです。

▼到着後、「しばらく待ったけど来ない」という情報で、ほぼ諦めながら360度周辺を見回していると、あらぬ方向から飛んできて、そのまま海の方角へ消えてしまいました。黒いボディについた白銀色の翼を羽ばたかせて高く上空を舞う姿はさながら漆黒の天使といったところ。とりあえずライファーゲットです。