八丈島航路(1)~カツオドリ、クロアシアホウドリなど

八丈島航路(1)~カツオドリ、クロアシアホウドリなど

4/1~2 八丈島航路で海鳥を観察してきました。

4/1 東海汽船の橘丸で東京・竹芝を22:30に出発し、翌4/2の5:00に三宅島~5:55に御蔵島~8:50に八丈島に到着、そのまま9:40に八丈島を出発して御蔵島~三宅島に寄りながら19:40に竹芝に帰港するというただ海上で海鳥を見たいがためのトンボ返りの旅です。

いつか行ってみたいな~とぼんやり思っていたところ、グッドタイミングでお誘いがあり、急遽参加させてもらいました。

しかし、運悪く低気圧が海域にのさばってしまい、昼間までかなり強い風が吹いており、出航が危ぶまれる事態に。
もしかしたら八丈島に接岸できないかもしれないという条件付きでの出航となりました。(バーダーは上陸してもしなくてもいいので接岸できなくても関係ありません)

新造船の橘丸の内装はピカピカで、2等船室も数人ごとの個室になっていて、以前のさるびあ丸に比べるとかなり快適です。

▼5:00、三宅島に寄港するタイミングと同時にデッキに出て朝食を食べ、バードウォッチング開始と意気込みますが、まだ暗くてよく見えません。
ただ、おびただしい数のオオミズナギドリの群れが暗い大海原のうえで白くキラッキラッと光っているのが幻想的でした。
6:00、御蔵島に着いた頃には明るくなってきて、ライファーのカツオドリの少群が飛んでくるのが見えました。

▼以前、三宅島航路で見逃した悔しいカツオドリだったので、やっと見られて嬉しかったです。(Brown Booby)
シルエットがシャープで独特で、羽ばたきながらスーッと飛んでいくのでその後の航海でも何度か見つけられました。

▼8:00 突然ブーンと黒く長い鳥影が見えました。クロアシアホウドリです。(Black-footed Albatross)

▼アホウドリ類はやはり大きくて見応えありますな~。数えたら3年ぶりのクロアシアホウドリでした。
その後、なかなか静まらないうねりのなか八丈島に向かう間は鳥影はあまり見られませんでした。

▼八丈島の待合室で少し休んだあとは、すぐに帰りの航路が始まります。
八丈島を出てしばらくすると、10:40、また黒いアホウドリ類が飛びました。
クロアシアホウドリかと思ったら、くちばしがピンク色のアホウドリの若鳥と判明。これがライファーのアホウドリとの出会いでした。

▼11:30、今度は少し遠いところをアホウドリの成鳥が飛びました。今回撮れた中では一番成鳥の完成形に近い個体です。

▼カツオドリとアホウドリの成鳥だけは見たい!と思っていたので、ここでかなり満足しました。

▼大物がいない時は、次々と絶え間なく現れるオオミズナギドリを片っ端からチェックして、別の種類がいないか探しました。つづく。