中秋の名月とツバメのねぐら入り

中秋の名月とツバメのねぐら入り

9/17 夕方、涸沼のツバメのねぐら入りを観察しに出掛けました。

▼今年最後の見納めとしてツバメのねぐらに向かうと、ダイサギを中心としたサギ類が樹上に集まってきました。

▼夕焼け色に染まるなかをサギの群が飛び回る様子は幻想的です。

▼ヨシ原にはすでに多くのスズメが入って賑やかにしており、なにかのきっかけで上空にも飛び出してきました。(Eurasian Tree Sparrow)

▼やがて、各方角からツバメがジュイジュイと鳴きながら集まってきました。(Barn Swallow)

▼今宵は中秋の名月です。ツバメもすでにかなりの数が見えていますが、右上にはムクドリの大群が写っています。

▼7月末に観察したときには山際のほうに消えていたムクドリたちでしたが、今回は目の前のヨシ原に吸い込まれるようにしてねぐら入りしました。(White-cheeked Starling)
ムクドリとスズメとツバメが同じ場所に続々と入っていきます。ヨシ原の中はどうなっているのでしょうか。想像するだけでワクワクします。

▼今日はおびただしい数のツバメが上空に集まり、滝のように堤防を流れてヨシ原に入っていく様子が見られ、大満足のねぐら入りでした。
当地はアクセスが困難なうえ、工事の関係で少なくとも年内は観察自体が難しい(特に平日)、秘境にして難所です。
しかし、野鳥たちの力強く壮大なねぐら入りの光景に命の輝きを感じ、見ているこちらの生命も満たされるような素晴らしいパワースポットです。

▼25秒くらいの短い動画ですが、中秋の名月とツバメのねぐらを撮影しました。