松林のイスカたち、キクイタダキとヒガラ

松林のイスカたち、キクイタダキとヒガラ

11/3 千葉県にイスカを見に行きました。

▼今年は渡りの小鳥の飛来が多く、イスカの情報が複数から入ってきましたが、直近の確認情報があるポイントに向かうことにしました。
現場ではあちらこちらに上を見上げる人々がおり、まだ出現している様子がありません。ヒガラが複数羽、飛び回っていました。(Coal Tit)

▼少し経つとスズメの濁ったような声が一定方向から聞こえ、「出た!」と走る人々が。あとを追うと、わりと近い松にイスカが5~6羽が留まっているのが見えました。(Red Crossbill)

▼あいにく成鳥雄は影に入って撮ることができなかったのですが、雌は手前に出てきてくれました。

▼下尾筒がアオバトのようにきれいなデザインであることに気が付きました。

▼10時のあとは13時に出るらしい…という噂ですが、せっかく来たのでフィールドを歩き回ってみます。その間も頭上の枝にイスカの群れが現れたり、空を通り過ぎていったり、多くの個体数が松林に潜んでいることがわかります。
今季初のキクイタダキがヒガラとともにいました。(Goldcrest)

▼そして本当に13時ごろから見やすいところへの出現頻度がアップ。ようやく再び見ることができました。

▼この個体はいっけん雌のようですが、黄色の羽根の中に赤い羽根が混じっています。実は1年目の雄なのです。

▼雄がわりと見やすい場所に出てきてくれましたが、晴天で光が強すぎて色を出すのが大変です。

▼当たり年にしかなかなか見る機会のないイスカなので、近い距離で観察できて満足しました。

▼帰り道に松林を離れた場所から見ていても、イスカの20羽+の群れが飛び回っているのがわかりました。