蓮田防鳥ネットのコガモレスキュー
11/16 稲敷市で鳥見をした帰りに、蓮田の防鳥ネットにかかったコガモを救助しました。
▼田んぼの越冬シギチを観察し終わって帰路につこうとしたところ、視界の隅に突然、ネットに掛かってもがいているコガモが目に飛び込んできました。
▼「今なら助けられる!」
畦に近く人の手が届く場所だったので、咄嗟に救助に向かいました。
しかし、ネットは予想外に剛性が高く、初列風切に幾重にも食い入るように巻き付いたそれを解くのは簡単ではありませんでした。
▼ようやく切らずにネットを外せたのは、20分ほど悪戦苦闘した後でした。
このような霞ヶ浦の蓮田の防鳥ネットで毎年1000羽以上の野鳥が命を落としていると聞きました。
▼そのまま放鳥できる状態ではなかったので、茨城県鳥獣センターに電話して明日持ち込むことを伝え、野生鳥獣担当の獣医を紹介して頂き一晩保護するにあたってのノウハウを聞きました。
→【参考】ケガした鳥を見つけたら
▼翌日、那珂市の鳥獣センターに連れて行き、保護してもらいました。
回復したら千波湖に放鳥するということです。
こちらにはオオコノハズク等、多くの傷ついた野生鳥獣が保護されています。
yottyさま
おはようございます。
コガモを助けてくださって、ありがとうございます。
yottyさまの勇気と行動力に感動しました。
北浦の近くの陰惨な風景はいつ見ても、心が痛みます。
カモたちが人間と仲良く暮らしていけるようになるといいですね。
これからも、ブログ、楽しみにしています。
しろピン様>
コメントありがとうございます。
偶然の発見で助けることができたコガモですが、手のひらに包み込んだ時のコガモの感触は、今も忘れられない格別な可愛さでした。
このようにして毎年多くの野鳥が犠牲になっていることを思うと、一羽だけでも小さな命が救われたことは喜ぶべきことですが、根本的な解決には程遠く、むなしい気持ちにもなりました。
難しい問題ではありますが、少しずつでも共存の道が開けることを願っています。