ベトナムの野鳥(13・了)Vietnam Birding マクジャク
1月上旬に訪れたベトナム、南部のカティエン国立公園で撮影した野鳥たち、ついに最終回です!
▼午後、ターゲットバードの「マクジャク」を探しにトラックの荷台に乗って草原の中の農耕地へ。タイでも遭遇したチャガシラハチクイがいました。(Chestnut-headed Bee-eater)
▼オオハリオアマツバメの群れが登場。本当は、尾の先に針が生えているのですが、暗くてよく見えませんでした。額の白ポッチがチャーミング。(Brown-backed Needletail)
▼草地の低木に登場したバンケン(Lesser Coucal)。隠れ上手なのでばっちり見られてラッキーです。
▼カラフルなインドブッポウソウも登場。(Indian Roller)
▼小さくて可愛らしいチョウショウバト。初めて見たのは普通の観光で訪れたハワイのバス停でしたが…。(Zebra Dove)
▼草刈りされたエリアの奥に、マクジャクを発見して大盛り上がり!
何羽か見つかったので、一番近くで撮れた写真を。(Green Peafowl)
▼顔が水色と黄色のカラーリングで、なによりも垂直に立った冠羽がすばらしいマクジャク。
▼宿に着くとすでにあたりはすっかり暗くなっていました。
ところが、解散して各々の部屋に戻ろうとすると、ガイドさんが突然なにごとかを叫び始めました。
それに気がついた2名だけであとをついていくと、なんとアオバズクが宿の並木で鳴いていました。(Brown Boobook)
▼さて、翌日。最後のチャンスはヤイロチョウの仲間が出たというハイドにアタック。しかし、今日はなんだか様子がおかしい!
やってきたのはカニクイザル。
▼さらにイノシシがやってきて、レンジャーが撒いてくれた餌を片っ端から掃除機のように平らげていきます。
▼イノシシは長時間に渡って留まり続け、その間ほとんど鳥は出ませんでしたが、同じハイドでも昨日一昨日は見られなかったアオアシミヤマテッケイが登場してくれました。(Scaly-breasted Partridge)
ベトナムのアオアシミヤマテッケイはタイの同種よりも顔や胸のあたりが茶色っぽいため、別の種類かと議論になることもありました。
▼今日は初めてカザリオウチュウが2羽、降りてきました。くるっと撒いた尾羽根がビューティフル。(Greater Racket-tailed Drongo)
▼最後は、カティエン国立公園から離れる船着き場で出会ったアオムネハチクイ。ギリギリまでカメラを仕舞うことができない、つくづく鳥の多い公園でした。(Blue-bearded Bee-eater)
今回はベトナムを北から南の探鳥地を巡るツアーで、ガイドさんとベテランの皆様のお力により合計238種の鳥を見ることができました。
最大の目的だったミドリシマヤイロチョウがばっちりだったのが最大の収穫でしたが、ハイドで間近で見られた鳥はどれもこれも宝石のようなきらめきで脳裏に焼き付いています。
また、ベトナムは、食べ物がどれもこれも美味しく、人々も穏やかで、生活上の不便は全くと言って良いほど感じませんでした。
ただ、今年は異常に寒い天候だったようで、就寝時も含めて常にダウンを着ているような状況だったのは意外でした。
今回も、お世話になった皆様には心より感謝申し上げます。
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