漁港のカンムリウミスズメ(1)茨城で初見


7/28 台風12号が伊豆諸島方面から接近し、茨城県内は午後から暴風雨という予報の日。
今日は一歩も家から出まいと決め込んでいたところ、驚きの情報をキャッチし、着の身着のままで現地に向かいました。

▼なんと茨城の漁港にカンムリウミスズメが入ってきたのです。(Japanese Murrelet)

▼ウミネコも、見慣れないゲストに驚きの表情。

▼非繁殖羽なので一見ウミスズメと区別が付きづらいですが、青灰色の長いくちばしと、目先まで入り込んだ白色部でカンムリウミスズメだとわかります。

▼ときおり、冠羽を立てていました。
カンムリウミスズメは航路で観察することはできますが船上では一瞬の出会いで、漁港のようなところでじっくり観察できる機会は極めて稀だと思います。

▼珍しい正面顔。ウミスズメよりも少し長い首も特徴的。

▼ほとんど同じ場所でじっと浮かんでおり、羽繕いをしてパタパタするのを繰り返していました。

▼天然記念物で絶滅危惧II類 (VU)、個体数は5千から多くても1万と言われているカンムリウミスズメ。

▼酷暑で鳥が少なく、台風が迫り来る中、陸から見ることが非常に難しい鳥を見つけて下さった第一発見者の方には感謝の念しかありません。お陰様で身内らとともに長時間に渡って観察を楽しむことができました。