夏の北海道周遊(11・了)サロベツ原生花園のツメナガセキレイ


6/15~23 北海道を旅してきました。

▼朝のサロベツ原生花園を見たら、あとは帰路に就くのみの最終日となりました。昨日は見つからなかったツメナガセキレイをだいたい絞っておいたポイントに探しに行きました。今日は活発な様子を見ることができました。(Eastern Yellow Wagtail)

▼広大で、どこにでも何でも居そうなサロベツの原野ですが、ツメナガセキレイは局所的に生息しているようでした。

▼花が見頃を迎えた原野をチュウヒが飛んでいきます。(Eastern Marsh Harrier)

▼北海道全体を通して、ノビタキはかなり沢山見られました。(Amur Stonechat)

▼ノビタキの雄。
相変わらず曇天で凍えるような寒さですが、空気は澄んでおり、原野のかなり奥まで見通すことができます。

▼ノビタキの雌。
しかし、昨年は声を聞くことができたため、繁殖地での姿を見てみたいと思っていたシマアオジは影も形もありませんでした。

▼コバイケイソウやエゾカンゾウといった花々に留まった写真を容易に撮れるのは、北海道の原生花園ならでは。

▼オオジュリンも冬には聞くことができないさえずりを響かせていました。(Common Reed Bunting)

▼木道近くにやってきたハシブトガラ。嘴の会合線が白く見えるのが特徴です。(Marsh Tit)

▼最後に幌延ビジターセンターに寄りました。コヨシキリが眼前でさえずり続けていました。(Black-browed Reed Warbler)

▼9日間に及ぶ長旅のラストバードは、意外にも赤色型の推定カッコウでした。(Common Cuckoo)
今回は北海道の海沿いを三分の二ほど巡るとてつもない長距離旅でしたが、なかなか足を運ぶ機会がない細かいポイントまで見ることができ、クマゲラ、エゾライチョウ、チシマウガラスと貴重なライファー3種が増えました。