スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(19・了)
2019年3月に訪れたインドネシアのスマトラ島の探鳥記、最終です。
▼移動中のバスで見つけたカオグロクマタカ。思わぬ低さで見られて、翼下面の美しい模様がはっきり見えました。(Blyth’s Hawk-Eagle)
▼田んぼを見ていると、ライファーのヘキチョウが飛んでいました。(White-headed Munia)
▼東南アジアではおなじみのシマキンパラも。(Scaly-breasted Munia)
自然豊かなインドネシアの田んぼにはもっと色々な鳥がいてもいいのではないかと思いつつ車窓から眺めているのですが、意外と少ない印象で、農薬の影響かと不安を覚えます。
▼山の斜面の木で一休みしていたカタグロトビ。猫のような眼差しです。(Black-winged Kite)
▼最終日は、時間がたっぷりあったので空港の近くのJambak Beachという河口のビーチで鳥見をしました。
藍色がかった黒と橙色のコントラストがきれいなオレンジハナドリ。(Orange-bellied Flowerpecker)
▼そこではライファーとなるルリノドハチクイも出現しました。(Blue-throated Bee-eater)
▼ココナッツジュースを飲みながら日陰から海を見ていると、漁船の周りにアジサシ類がまとわりついているのが見えました。
▼左の上面が暗色のがオオアジサシ(Greater Crested Tern)で、右の淡い灰色のがベンガルアジサシ(Lesser Crested Tern)。
▼さらに、シロハラウミワシの幼鳥も飛来しました。(White-bellied Sea Eagle)
▼最後の川沿いの茂みではライファーのキムネコウヨウジャクが登場。大きなくちばしが特徴的です。(Baya Weaver)
異国の地では最後の最後まで気が抜けません。
さて、今回はインドネシアのスマトラ島の西部中央エリアを攻めるツアーで、144種の鳥を見ることができました。
数としては少なく見えるかもしれませんが、スマトラヤイロチョウ&キタスマトラヤイロチョウなど独特の固有種や、カザリショウビンやオナガヒロハシなどの色鮮やかな憧れの鳥が多く含まれ、成果は今までの中でも最大の満足度で自分にはもったいないようでした。
この成果は、バードガイドのDwi氏とそのスタッフ達なくしてはありえないものでした。
また、このたびも長い旅程の間、お世話になった皆様には心より感謝申し上げます。
最近のコメント