夏の北海道(3)オオジシギのディスプレイフライト
6/21~24 北海道の北部で探鳥、今日はサロベツ湿原を散策しました。
▼夕方17時ごろからは、第三のポイントへ向かいます。途中の池で水鳥を探すと、北海道では珍しいというミサゴがエサ取りに訪れました。(Osprey)
▼繁殖羽のオシドリ雄と非繁殖羽の雄のコンビがスイスイと水際を泳いでいます。(Mandarin Duck)
▼目的のアカエリカイツブリは、一端現場を離れようとした時になって手前の草陰から現れました。(Red-necked Grebe)
▼第三のポイントでは、目立つところにホオアカが何度も出てきました。ホオアカは繁殖期でも地元で見られますが、ここで見るとまた格別。(Chestnut-eared Bunting)
▼今回、最大の目的の一つはオオジシギのディスプレイフライトを見ることでした。その願いはポイントの入り口付近ですぐに叶いました。(Latham’s Snipe)
▼上空で「ジューイ…ジューイ……」とおもむろにさえずり始めると、林や茂みに向かって一気に降下し、尾羽根を鳴らしてジェット機のような轟音を立てます。
▼力強くユニークなディスプレイフライト。いつも秋に地元の田んぼに渡ってきて静かにしているオオジシギしか見たことがなかったので、そのギャップに胸を打たれました。
▼こんなに素晴らしい鳥ですが、確実に個体数は減っています。いつまでも北海道の空にオオジシギの舞が見られることを祈りながら眺めました。
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