宮城県の鳥たち(5)南三陸町のコクガン


1/17~20 宮城県で探鳥するツアーに参加しました。

▼今日は南三陸町に移動してコクガンを観察します。港に着くと、斜路でコクガンの小さな群れが採餌していました。(Brent Goose)

▼標識とロガーがついた個体。なぜか一番フレンドリーです。

▼漁港の中ではコクガンたちがぷかぷかと浮いて餌を食べていました。その採餌方法が特殊で、ぜひ実際に見てみたいと思っていました。

▼変わった採餌方法というのは、「労働寄生」と言い、潜水が得意なオオバンが海中からとってきた海藻をコクガンが横取りするというものです。

▼取るか取られるか、オオバンとコクガンの壮絶な戦い…というのを想像していたのですが、意外と穏便に行われており、オオバンも気にする様子もなく、ホッとしました。

▼斜路に打ち上げられたアマモを頬張るコクガン。

▼アマモの打ち上げられたエリアに来たペアを追い払うコクガン。
「ダメー!」「ケチ!」と声が聞こえてきそうでした。

▼なにかの拍子に飛び去るコクガン。

▼次第にコクガンが岸に戻ってきました。

▼そんな様子を見ていると頭上をワシカモメが何度も旋回してくれました。(Glaucous-winged Gull)

▼遠くに、海辺では珍しいイカルチドリが1羽たたずんでいました。(Long-billed Plover)

▼漁港にはハジロカイツブリのほか、ミミカイツブリ(写真)も入っていました。(Horned Grebe)

▼労働寄生の様子など、1分くらいの動画を掲載しました。宜しければご覧ください。