小笠原の海鳥ツアー(5)~近すぎる亜種アカガシラカラスバト


6/4-6/9 小笠原で海鳥を見るツアーに参加しました。

▼芝生の上をメジロがちょんちょんと歩いています。小笠原のメジロは、伊豆諸島の亜種シチトウメジロと南硫黄島の亜種イオウトウメジロの交雑個体群で、亜種なんとかメジロという名前がありません。

さて、父島到着直後から始めた島内散策でしたが、アカガシラカラスバト等を探すも出会いのチャンス無く、長い船旅の疲れもあるので宿に行って今日は早めに休もう、ということになりました。

▼迎えの車を待ちながらボーっとしていると、ガイドさんが遠くの木陰にアカガシラカラスバトを発見!
じわじわと近づき、座って動かずに居ると手の届きそうな距離まで近寄ってきました。(Japanese Wood-Pigeon)

▼きれいな虹色の成鳥のアカガシラカラスバト(通称:赤ポッポ)の前に出てきたのは、幼鳥の黒っぽいアカガシラカラスバト(通称:黒ポッポ)。

▼幼鳥である黒ポッポの存在は、一時激減したアカガシラカラスバトが順調に数を増やしているあかしです。

▼餌をめぐってか、黒ポッポが赤ポッポ先輩に怒られる場面も。
2羽はカメラの画角に収まらないほど近くでずっと採餌していました。一日の最後にたっぷりとアカガシラカラスバトを見ることができてラッキーでした。

▼近かったので動画を撮ってみました。40秒です。