ミャンマー探検記(2)~村の鳥たち・ミナミチゴハヤブサ
2019年5月下旬から6月上旬、ミャンマーで探鳥した際の記録です。
▼さて、宿泊のために立ち寄ったにしてはインパクトが強すぎる白い崖の村ですが、巨大な石灰岩の壁にも鳥が住んでいました。
▼岩の隙間に巣を作っているのは、ヒメアマツバメ。(House Swift)
▼日本のと違ってお腹の赤い部分がないイソヒヨドリのオス。(Blue Rock-Thrush)
▼イソヒヨドリが隠れたので、ふとあたりを見回すと、突然キー!と叫びながら2羽の猛禽類が飛んできました。
ミナミチゴハヤブサ(Oriental Hobby)です。
1羽は崖のくぼみに飛び込んだのを目撃したので、ここかあるいは遠くない崖で営巣しようとしているようです。
▼崖に生えた木の果実を食べるルリコノハドリ(Asian Fairy-bluebird)。きれいなブルーが良く見えました。
午前中探鳥し終えると、村に戻って川で頭や脚などを洗って冷やしました。
魚の泳いでいる川で沐浴するのは躊躇しましたが、昼寝していても岩盤浴のように暑く、そのままでも地獄という状況なのでやむをえません。
▼ゲスト小屋から村の中心部に続く道に住むヤマハウチワドリ(Rufescent Prinia)。
▼タイにもいるムナフムシクイチメドリ(Pin-striped Tit-Babbler)。
タイの国境に近いので、見たことのある鳥に出会うことも。
▼キビタイヒヨドリもそうした鳥の一種。(Stripe-throated Bulbul)
今回、ミャンマー航空の荷物の20キロ制限があり、衣類が数枚しか持てず、やむを得ず人生初の”川で洗濯”をしたのですが、あとで都市部でもう一度洗ったら茶色い水がドッと出てきたのには驚きました。赤土の細かい泥の粒子が含まれていたようです。
▼村の入口の木では、ハシブトアオバトが大事そうに両脇に子どもを抱えて座っていました。(Thick-billed Green Pigeon)
▼ガイドさんの的確なスコール予知でゲスト小屋に戻り、雷雨を眺める時間。
この村で過ごした時間で人間として少しタフになった気がしました。
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