印旛沼を訪ねて(2)~突然サンカノゴイ
6/17 2年ぶりに印旛沼を訪れました。
目的はもちろんサンカノゴイ。しかし、昼ごろ到着してから目の前のヨシ原で「ンヴォ~」という地面が震えるような低い声はくりかえし聞こえるのですが、姿が見えません。田んぼを見ても、影も形もなく、しかたなく唯一のヒントである声の方向をずっと見ていました。
▼13時を回ったころ、同行者が突然「あれなに?」と声のする方とは全く違う、西の方(ポイントに向かって右の方)を指差しました。
逆光の中、トビのような丸まったヌボーっとした影がヨシ原に降りるのが見え、そのときに広がった羽の模様でそれがサンカノゴイだとわかりました。
▼うわーヨシ原に入ってしまった!と焦ってシャッターを切ると、しばらくこっちの様子を伺っていたサンカノゴイの頭が写っていました。(Great Bittern)
▼一瞬すがたを現した印旛沼のヌシは、そのままヨシ原の奥に消えていきました。
全く予想だにしていない方向からの登場で、しかも逆光だったので、見た気がしたような、しないような感じでしたが、朝から待っていた方も今日一日見ていないとおっしゃっていたので、目に入っただけラッキーだったようです。
▼背中の色が白くて黒い風切とのコントラストが明瞭なオス。黒い帽子が前まで伸びているのもオスの特徴です。
▼背中の羽が濃く、羽に縁がついていて、縦に模様があるように見えるのはメスの特徴だそうです。こちらのほうが野性味があるように見えます。
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