ミャンマー探検記(13)~固有種ラケットオナガ
2019年5月下旬から6月上旬、ミャンマーで探鳥した際の記録です。
▼バガンへ車でひた走りますが、熱心な現地ガイドさんが車窓を全開にして鍛え上げられた地獄耳で鳥を探してくれます。
チャイロハウチワドリ(Rufescent Prinia)
▼そんなガイドさんが特別に大騒ぎを始めたので車から飛び降ります。数日間一緒にいたので、ただ事ではないことはわかります。
そこにいたのは7種目の固有種ラケットオナガでした。(Hooded Treepie)
▼見晴らしの良い斜面の木の中に隠れており、容易に観察できませんが、ライトグレーの素敵な背中の色です。
▼たまに群れ飛ぶもののすぐに樹上に隠れてしまい、手強い相手です。
▼するともう1名のガイドさんが近くに来たラケットオナガを見つけてくれました。
▼ラケットオナガの名の由来となった杓子のような尾もよく見えました。
▼ようやく見られた固有種のあとも現地ガイドさんは手を緩めることなくどんどん鳥を見つけてくれます。
オオオニサンショウクイ(Large Cuckooshrike)。
▼そんな中でも驚いたのがカンムリカッコウの登場です。(Chestnut-winged Cuckoo)
ガイドさんがコールバックで反応を確かめると、激昂して眼下の斜面からミサイルのようにこっちに向かってきたのです。
▼もちろん初見ですが、その果敢な態度とともに日本でも人気の迷鳥であることから大変盛り上がった瞬間でした。
▼車で移動してはポイントで降りて探鳥です。
アカガシラチメドリ(Chestnut-capped Babbler)。
▼樹上で休んでいるインドコキンメフクロウを発見。今回姿を見たフクロウは全てこの種類でした。(Spotted Owlet)
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