コスタリカ・ツアー(20)~ドングリキツツキ


2019年11月上旬、憧れの野鳥の楽園コスタリカのレポート、後半に突入です。

高地のサン・ヘラルド・デ・ドタの沢沿いの林道で探鳥です。

キホオカマドドリ(Buffy Tuftedcheek)
頬の羽根が口に食べ物を溜め込んだリスみたいに膨らむのが特徴。

▼正面の写真しか撮れなくておまんじゅうのようですが、鱗模様が美しいサザナミフウキンチョウ。(Spangle-cheeked Tanager)

クリボウシヤブシトド(Chestnut-capped Brush-Finch)
証拠写真もいいところですが、地面を跳ねるように歩くヤイロチョウみたいな鳥です。

▼林道から脱して川沿いの舗装された道を歩きます。
マミジロヤブフウキンチョウ(Sooty-capped Bush-Tanager)

「この川ではとても小さい可愛らしい小鳥が見られることがあるんだけど今日はいないかも…」と仰るガイドさん。

フーム、ぜひ見てみたいな~と思いつつ川べりを見ていると、ミソサザイくらいの小さな鳥がちょこんと出てきました。

▼噂の小鳥、カトリタイランチョウです。(Torrent Tyrannulet)

▼一旦出てくるとかなりグイグイ来るタイプで、可憐な姿をこれでもかと見ることができました。ガイドさんが見せたい鳥として探していた理由がよくわかりました。

ヤブフウキンチョウ(Common Bush-Tanager)
数が多いようで何度か出たのですが、一番近くで撮れた一枚。

▼コスタリカでぜひ見たかったドングリキツツキが宿の入口前の道に頻繁に出てきました。(Acorn Woodpecker)

▼あちらこちらに貯食でドングリを埋めまくってしまうドングリキツツキ。
日本のキツツキでは考えられないことに、集団で活動するうえ、地面や人工物など樹木以外の場所でも活発に動き回っていました。

さて、宿から出て、食堂で遅い昼食を頂きます。
どこか懐かしいような優しい味のコスタリカの家庭料理で、ツアーの中で頂いたものの中では一番美味しかったです。
そこにはテラスがあり、そこにも鳥寄せの餌台があって撮影スポットになっていました。

▼さっそく見たことがないカラフルな鳥が…キバシミドリチュウハシ。(Emerald Toucanet)

▼コスタリカのすごいところは、狭い国土の中に太平洋と大西洋側の気候が両方存在し、さらに山がちで標高や雨量にもバリエーションが富んでいることから移動した先々にまったく別の鳥が生息していることです。
毎晩行う鳥合わせのシートも800種もあり大作業でした。