涸沼のヨシ原をソーラーに?!
5/5 久しぶりに神山、秋成を訪れると、驚くべき光景が広がっていました。
▼涸沼の誇る野鳥の楽園、通称・秋成のヨシ原が刈られてしまいました…。
以前から噂されていた他県の業者によるメガソーラー着工の下準備です。
▼この約10ヘクタールの広大なヨシ原は、オオセッカやコジュリンやアカガシラサギの姿が見られ、初夏にはオオヨシキリ、ヨシゴイが繁殖し、晩夏には1万羽近くのツバメの塒となり、冬にはチュウヒの塒となる、まさに涸沼のキモと言える場所。
▼ラムサール条約の前に駆け込みで、しかも国や県と連絡が取りづらいゴールデンウィークの休日を狙って、営巣期が始まったデリケートな時期にヨシを刈る、この非道な行いに戦慄を覚えました。
この場所を守れなかったら、ラムサール条約に登録されても涸沼の野鳥生息地としての価値は事実上半分以下です。
また、ヒヌマイトトンボ等、鳥類以外の生態系にも大きな影響が出ることは必至です。
▼そんな神山地区の道路の水たまりで撮ったスズメとカワラヒワの共同浴場。
▼自然を破壊してまで建設される、環境に配慮のない太陽光発電事業に疑問を感じざるを得ません。
今後一切手を加えられることなく、貴重なヨシ原が再生していくことを切に願うばかりです。
自然を破壊する自然エネルギーなんて必要ないでしょう。
pico and sophy 様 >
コメント有難うございます。
早急に工事が中止され、ヨシ原が元の姿を取り戻すことを心から願っています。
私有地なら何をしても良いと言うことはありません。このようにして広大な面積で、野鳥ばかりではなく生物の多様性が失われるわけですから、いずれ人も住めなくなるのでしょうね。森もそうですが、葭原の環境への貢献は図り知れません。森を伐採して設置するソーラーもそうですが、じか置き(野立て)のソーラーは、変換効率、変換できる波長から考えて環境への負荷が大きすぎます(採算はとりやすいのでしょうが)。屋根など人工構造物の上ならよいのですが。至る所でこの風景を見ると寂しい限りです。本来は地域市民のための行政がきちんとした意志を持たないと止められないのでしょう。自然保護だけではなく生物の多様性で恩恵を受けている人たちの声がまとまると良いですね。これを憂いている方達が智慧を出し合えると良いですね。
Shichi 様 >
コメント有難うございます。
行政が何らかの手を打ってくれることを期待したいですね。
ソーラーパネルより、蓄電システムの開発を進めて欲しいですね。
habukun 様 >
コメント有難うございます。
蓄電システムの開発が進むことで、今ある自然を壊してまでソーラーパネルを敷設するような事が無くなると良いと思います。