ツバメのねぐら入り
8/21~8/31 涸沼でツバメの塒入りを観察しました。
▼日中、電線で休んだり食事に出かけたりするツバメたちの中に、お腹の赤みが強い個体がいました。
▼亜種アカハラツバメ(or交雑)です。注意して観察すると結構見られることがわかってきました。
▼こちらは別の日に観察した、かなりきれいなアカハラツバメです。
▼ショウドウツバメも100羽に1羽の割合くらいで混ざっています。(Bank swallow)
▼大規模なものは県内に数えるほどしかないという、ツバメの塒を観察しました。
日没すれすれの決まった時間になると、どこからともなく半径50km~100kmのツバメが一斉にねぐらを目指して集合します。
その数5000~7000羽・・・もしかしたら万は下らないのではないかと思われる、圧倒的な数のツバメが空を埋め尽くします。
▼竜巻状の大きなうねりを描いた柱のようなツバメ群が、ヨシ原の一区画にどんどん吸い込まれて消えていきます。
その時、ねぐらとなるヨシ原の上には無数のツバメが群がり、自分のとまるべき場所を探して旋回しています。
見づらいですが、パノラマ状態の写真です。
▼やがて、ツバメの塒の周囲にはジュビジュビという囁きだけが残り、上空にいた群れは魔法のように消えてしまいます。その間20分弱でした。
大集団でねぐらをとるメリットは、天敵に襲われた時に集団のほうが逃げやすいこと、仲間との情報交換ができること、などが挙げられるそうです。
どんな天候でも必ず決まった時間に始まる、大スペクタクル・ショー。
ツバメがこんなに集まって、エネルギッシュなねぐら入りをするとは全く知らなかったので、しばらく呆然とするほど衝撃的でした。
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