スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(5)アオオビコクジャク

スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(5)アオオビコクジャク

2019年3月にインドネシアのスマトラ島にて探鳥しました。

▼クリンチ山中腹(1850m)のハイドにて。奥をチラチラと動いているのはハイノドモリチメドリです。(Grey-throated Babbler)

▼茶色い小さな鳥は見るのも撮るのも厄介ですが、調べるとここでしか見られない鳥だったということもあるので「茶色い小さな鳥ほど重要」とも。ハイノドモリチメドリは広範囲に生息しますが、個人的にはライファーです。

▼さて、クリンチ山2日目は、山の上まで登る方と中腹のハイドで過ごす方に分かれました。
当方膝痛があったのでハイドでのんびりさせてもらうことにし、昨日と変わらない面々の鳥を見ていると突然、周囲を囲む草薮の中から中央に押し出されるようにして見たことのない鳥が出てきました。

▼スマトラ島固有種のアオオビコクジャクです。(Sumatra Peacock-Pheasant)

▼全体的に茶色で地味ながら、ボルドーに近い紫がかったどこか神秘的な色をしています。

▼尾羽根の先は構造色が青く光り、アオオビコクジャクの名前の由来になったものと思われます。
とても臆病なところがあり、なにか驚くことがあると一瞬で姿を消してしまい、動きも落ち着きがないため撮影に苦労しました。

▼ブレブレですが、別の個体と思われるアオオビコクジャクもいました。
アオオビコクジャクは結局この日しか出なかったのでラッキーな出会いでした。

▼【注・音声つき】近くでアオオビコクジャクが鳴いていたので動画を撮りました。宜しければご覧ください。