スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(16)ミヤマタイヨウチョウ

スマトラ探鳥記 Birding in Sumatra(16)ミヤマタイヨウチョウ

2019年3月にインドネシアのスマトラ島にて探鳥しました。

タパンロードは昼頃になると大変暑く、まめに休憩しながら鳥見しました。そんな折に見た鳥たちを中心に紹介します。

▼斜面の木にパッと上がってきたのは、尾まで真紅のミヤマタイヨウチョウです。(Temminck’s Sunbird)
クリムゾン・サンバードという別の赤いタイヨウチョウは他の国でもちらほら見るのですが、こちらは初見。

▼おいしそうなみかん色のお腹の小鳥は、オレンジハナドリ。(Orange-bellied Flowerpecker)

▼こちらはスマトラ島固有種アオツラコノハドリ。(Blue-masked Leafbird)
素早いので証拠写真です。習慣なのかスマトラの家々には軒先に小鳥の入った鳥かごがぶら下げてあり、その中にこのアオツラコノハドリではないかと思われる鳥が入っていることもありました。

▼かなり見る機会が多かったヒメオナガバトはシックな色合いが魅力的な小型のハトです。(Little Cuckoo-Dove)

▼東南アジア諸国で見る機会が多い鳥ではあるのですが、目線で撮れたのは初めてで嬉しいオニクロバンケンモドキ。(Green-billed Malkoha)

▼初めて見たムジサイチョウ。サイチョウの仲間はいつも遠目の飛翔になってしまうので、いつかいろいろな種類をじっくり見てみたいものです。(Bushy-crested Hornbill)

▼短い胴体から針尾がちょこっと飛び出しているのはその名も、チビハリオアマツバメ。初見。(Silver-rumped Needletail)

▼さて、顔には仙人のような白い眉とひげが生え、胴体はカーキ色のベストを着ているかのようなユニークな容貌のコシラヒゲカンムリアマツバメ(Whiskered Treeswift)。

▼休憩中に目の前の木でジーッと餌を探している様子を長く観察することができ、印象に残りました。

▼首を細かく動かしながら空気中を飛翔する虫を見ているコシラヒゲカンムリアマツバメの動画です。