話題のアカハラ、シジミを食べるアカハラ

話題のアカハラ、シジミを食べるアカハラ

1/13 涸沼にアカハラがまとまって入ってきました。

▼涸沼で調査があったので少し早めに行ってあたりを一巡しました。すると、次から次とアカハラが出てきました。(Brown-headed Thrush)

▼全部で6~7羽、アカハラがこんなにまとまって入ってくるのも珍しいと思います。亜種オオアカハラっぽい個体。

▼その中に、12日に”発見”されて話題になった個体が日光浴をしていました。
「見たことがない鳥。アカハラに見えるが、目の周りが白く、嘴の付け根も白い。だが、コマツグミではない」という内容の情報で、すぐに写真も送付していただきました。

▼顔中に白斑が点在した特異な容姿ではありますが、アカハラの部分白化で間違いないでしょう。

▼国内外の図鑑を見ると、顔が黒くて目の周りが白いところまでは北米のコマツグミと似ていますが、コマツグミは正面から見たとき胸の白い部分がほとんど見えず全部オレンジ色なのと、上面の色がカーキがかった茶色ではなく灰色に近い色です。

※目の周りが白い個体はツグミで2度見たことがあります。

▼ところで、その近くの船から降ろしたシジミが落ちている場所で、アカハラがシジミを食べる瞬間を目撃してしまいました。

▼中身を器用に取り出して、ちゃんとシジミの身を食べています。さすが涸沼のアカハラ!と妙に感心してしまいました。