ハジロクロハラアジサシ夏羽を探しに


8/12 千葉県の水郷地帯を訪れました。

▼ハジロクロハラアジサシの夏羽を見ている方が多いので、闇雲に行ってもどこかで会えるのではないかと思い、少し前に知人が見た千葉県の湖畔に寄りましたが、クロハラアジサシ単体のみでした。仕方がないので、遠くても確率が高そうな同県の別の水辺に向かうことにしました。
唯一知っている野鳥観察ポイントに向かうと運良く沼アジサシ類が乱舞しており、網には目的のハジロクロハラアジサシの夏羽が留まっていました。

▼それぞれ個性的な換羽状態の2羽のハジロクロハラアジサシがいました。(White-winged Tern)

▼体温同等かそれ以上の気温の中、保冷剤を身に着けて待機していると、ハジロクロハラアジサシの夏羽が多く残っているほうが飛び始めました。

▼ふわふわと飛ぶなかで白銀の翼が煌めき、白昼夢を見ているようです。

▼夏羽から冬羽への換羽が始まっているようで、所々がまだらになっています。

▼背中も墨色のぼかしをベースに白いドット模様が入ってモダンな感じに。ハジロクロハラアジサシはライファーではありませんが、夏羽をじっくり観察したのは初めてなのでプチ遠征のかいがありました。

▼もう1羽はもっと冬羽への換羽が進み白い部分が多く見られます。

▼これはこれでかなり面白い羽衣です。

▼ぶちの模様が犬のダルメシアンを想起させ、かなり愛嬌がありました。炎天下の無計画な遠征でしたが、目的の鳥を存分に観察できて良かったです。